生成AIの使いどころ
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制作に使う——音楽・動画・LP・画像

作り直しが安いという性質から来る使い方と、公開前に必ず確認すべき権利・表示の項目を整理しました。

文章以外の生成——音楽、動画、画像、ページ——も実際に使ってみました。文章とは効き方の性質が違います。

文章との決定的な違い:作り直しが安い

制作物の生成では、気に入らなければもう一度出せばよいという点が大きく効きます。文章と違って、出力を細かく直すより作り直したほうが速いことが多くあります。

この性質から、次の使い方が現実的になります。

  1. 大量に出して選ぶ——1回で当てようとしない。
  2. 叩き台として使う——完成品ではなく、方向を決めるための材料。
  3. 指示を少しずつ変える——何を変えると何が変わるかを掴む。

音楽の生成

テキストの指示から曲を作るサービスを使ってみました。実際に、飼っている猫をテーマにした曲を作って動画にする、といったことができます。

できること

注意点

  1. 権利の扱いを確認する——生成物を商用利用できるか、プランによって条件が違うことがあります。公開・販売する前に規約を読んでください。
  2. 既存曲に似ていないか——出力が特定の楽曲に似る可能性はゼロではありません。
  3. 細かい修正がしにくい——「ここだけ変えたい」が難しく、作り直しになります。

動画の生成

画像や音楽と組み合わせて短い動画を作るサービスもあります。数分で1本できるため、試作の回数を増やせるのが最大の利点です。

ただし現状では、次の制約があると感じています。

したがって、正確さが要る映像より、雰囲気を伝える映像に向くというのが実感です。

ページ・LPの生成

テキストの指示からランディングページを生成するツールも使ってみました。ページの構造とデザインが短時間で出てきます。

使いどころとしては次が現実的です。

用途向き不向き
構成の叩き台向く。どんな要素を並べるかの検討に使える
デザインの方向決め向く。複数案を並べて比較できる
そのまま本番公開要注意。内容の正確さ・法的表示は自分で確認する
既存サイトへの組み込み出力形式によっては手作業が要る

3行目が重要です。生成されたページには、確認していない表現が入っていることがあります。とくに次は必ず自分で確認してください。

画像の生成

画像生成は用途が広い一方、公開する場合の確認事項が多い領域です。

最後の点は、記録や報告の文脈では特に重要です。生成画像を実写として提示するのは、事実の偽装になります。

制作全体での位置づけ

まとめると、生成AIは制作において「最初の1歩を速くする道具」として機能します。

工程AIの効き方
企画・方向決めよく効く。案を大量に出して比較できる
試作よく効く。回数を増やせる
仕上げ効きにくい。細部の制御が難しい
権利・表示の確認効かない。人間の責任

1行目と2行目に集中して使い、3行目以降は人がやる——この配分が、いまのところ現実的だと感じています。